月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
仁はウァルドにかけた術を解く
すると私はウァルドの冷たい視線に出会う
それは何もかもを拒絶しているようで、私はすぐに臆してしまう
『シルフィアちゃん…ほんまかんにんな。』
仁が自分の事のように深々と謝る
『仁。
そいつにおまえが頭を下げる必要はない。
ただの玩具だ。』
『ウァルド!
またおまえはそないな事言って…全く反省が足らへんな。』
『…しないとは言ったが、誰も自分が悪いと認めたわけではない。』
少しの間、沈黙が続く