月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『あほやないん。
こんなになるまで手に力こめて…。
爪が食い込んどるで?』


『うるさい…。』


『何か気になる事があるん…?』


『…黙れ。』



『もしかして俺がシルフィアちゃんに…。』




『うるさい…!!!!
その口を喋れないようにするぞ!?』



ウァルドが血に塗れた手で、仁の首もとを掴んで力をこめる


『けほっ…。
ああ怖っ…。
俺に当たるなよな。』


『違う…!!
俺はこいつなど…。』


ウァルドが頭を押さえる






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