月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『シルフィアちゃん。』


仁がいつものお気楽な笑顔で、私に話しかけてきた



『ウァルドは……シルフィアちゃんを、愛さないんやない。
愛せないんや。』



「え…?」


『仁っ貴様…。』


攻撃をしようとするウァルドをいとも簡単に食い止めると、仁はまた話す



『…ウァルド、力は自分より俺の方が上や。
おまえが言わないんやったら俺がいう。』



『っ……!!』


『これ以上シルフィアちゃんを傷つけるな。』






< 62 / 391 >

この作品をシェア

pagetop