月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『…愛してやろうか。』
「え?」
ウァルドの唐突な言葉に私は驚く
『毎日甘い言葉を囁いて、毎日おまえと一緒に過ごして…。』
ウァルドはフッと笑う
「ウァルド…それは愛ではありません。」
『…なに?』
「偽りの愛など…私は求めません。
その偽りの愛が私のためだというなら…私はそれを望みません…。
余計…苦しくるだけですから。」
私は涙を目に溜めた
偽りの愛は…私の求めている物じゃない
それは…余計私を苦しめるだけ…