月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『忘れたん?
しゃあないなぁ…。
でもこの城の付近に来るっちゅう事はKランク以上の悪魔なんやな。』
「え…あの子が?」
『そんな幼かったんか…?』
「うん…。」
『ん…まぁそんな奴もおるやろ。』
仁はうんうんと頷いた
『っと…それより良いお知らせ。
珍しくウァルドがシルフィアちゃんの事めっちゃ心配しよるで?』
「ウァルドが…?」
『きっと今ごろ探して…あ、噂をすればあれはウァルド。』
ウァルドがこちらに向かってツカツカと歩いてくる