月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『意味深やなぁ…。
シルフィアちゃんなんかかっこええで。』
仁がヘラヘラ笑う
ウァルドは黙っている
私…やっぱ悪い事言ったよね…
『フハ……。』
突然、ウァルドの笑い声が漏れた
『アハハッ…!!
ハハハハッ…!!!』
「え…?」
『シルフィア…お前はやはり変わっているな。
まさかそんな言葉がお前の口からでるなどとは思わなかった…。』
ウァルドが目を細めて微笑む
『だが俺の考えは変らない。
まだ心の傷が完治するには早すぎる。
…だが、少しは信じよう…。』