月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「仁…!!」


私が部屋を出てから大声で仁の名前を呼ぶと、パッと手が離れた



『何?
感謝ならチューでええよ?』


「あほかーっ!!」


『シルフィアちゃんナイス突っ込み♪』



「………でもありがと…。」


『ん?
何が???』


仁は飽く迄しらばっくれる



「ん、なんでもない。」


私は自然と笑いがでた



『なんやな、もー。』


仁も笑う






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