月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



仁は私をグイッと抱えた


「わっ!!?」



『しっかり掴まってな?
ハイスピードで行くで?』


「いっ……やぁあああああああ!!」



仁はいきなりハイスピードで飛び出した


そういえば悪魔は空を飛べるんだった!



『うっひょーっ♪
久しぶりにこんなスピードで飛んだわ。』


「きゃあああ!!!!
いゃあああああ!!!?」



『はははっ!!!
シルフィアちゃん楽しい???』



「楽しくないよ!!?
おろしてーっ!!!」



その目的地に着くまで、仁はスピードを緩める事はなかった








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