月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『さぁ―行こうではないか、我が花嫁。』
ウァルドは私に手を差し出す
「おおせのままに…ウァルド様…。」
私はウァルドの前に跪く
彼の花嫁になったというのは、意思を持ったただの人形に等しい
ウァルドに絶対服従だ
『我が城に…。』
ウァルドの瞳が輝く
淡く…だけど誰もを魅了する輝きで
「承知いたしました。」
愛を望んではいけない
自由を望んではいけない
私は――――――
一生貴方の玩具