月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『ほっといてくれっ!!!!!』


仁はそう言って走って行ってしまった



「仁…!!!!!」


仁は足が早くて、全然追いつけない


「ま…待って…!」


だけど人込みが邪魔をする


私…酷い事言ったのかな…?


罪悪感が胸を締め付ける


仁はどんどん先に行って、ついには影すらも見えなくなった


ポツンと私が取り残される


今まで綺麗だった町並みも、今では恐怖さえ覚える不気味な町並みだった




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