月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『ねぇ、君。』
「え…?」
『人間だよね?
美味そうな匂いがプンプンするよ…。』
そう言って話しかけてきた男は、舌を舐めずりながら近付いてくる
「や…。」
『仲良くしよーよ?
その綺麗な白い肌に赤い鮮血が花をつくるのが目に浮かぶよ…。』
男は身震いした
「いやっ…!!」
私は怖くて走り出した
だが
『逃がさないよ…。』
目の前に、さっきの男とは違うもう1人の男が立ちはだかった
『さぁ…遊ぼうか…。』