月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
私はその男達に引きずられるようにして手を引かれる
「いやっやめてっ…!」
『うるせー!!』
パン…!
男が私の頬をはたいた
ピッと私の頬が鋭利な爪で切れる
『俺たちはおまえが生きていなくてもいいんだぜぇ…?
食べられさえすればな。』
瞳が冷たく、私は凍り付く
「っ……。」
するの目の前に仁がいた
「仁っ…。」
私は仁の名を呼んだ
だが良く見てみると、仁の横にはみた事のない女の人達がいた