月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『だぁれ、この子?
仁様のお友達ぃ?』
『まぁ、この子もお取り込みちゅーみたいだしぃあたしたちも行きましょ。』
「…仁っ…。」
仁は私と視線が合ったが、パッと私から視線を逸らした
『こんな子知らへんわ。
さっさと行こか。』
仁はプイッと背を向ける
「仁っ仁っ…!!」
私は仁を必死に呼ぶ
だが、仁は振り返らず、女の人達と歩いていってしまう
『おら行くぞ。
俺たちのパーティーに。』
私の目に涙が溢れた