ツンデレラ
「いいわよ。あだ名が出来て先生はとっても嬉しい。ちなみに、彼氏はいません。」
先生は本当に嬉しそうに笑った。
そして、男子がざわついた。
丸子先生はよくみると、色白の肌に、大きな瞳とぷるんとした唇をのせている、守ってあげたくなるような小柄な女性だ。
そんな可愛い女性に彼氏がいないとなれば、男子がほおっておくわけがない。
男子は一瞬で狼と化した。
一方、女子は男子に呆れながらも、ちゃっかり狙いをつけていた。