もう一度…
プロローグ
東京にあるオフィス街の一角にある会社の一室で、私は一息つくためにコーヒーを啜っている。

午後2時を過ぎた窓には暖かい日の光がさしこんでいたが、そんなこと気にも留めずにバタバタと走り回る同僚達。そして罵声を浴びせる上司。
…変わらないなぁ〜

私は自分のデスクの整理を再開した。

そう、私は今日をもって退職する。何故かって?


それはね。ある男の人との出逢いから語らないとね。
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