もう一度…
「私ならとりあえず美容院に行って気分を変えるかなぁ〜。それから服を買いに行って……そうだ!」


美里は、何かを思い付いたらしい。


「な、何?」


「私ね週に二回ジムに行ってるのね。だから楓もどうかなって。因みにこの駅の近くだし。ボディーラインも重要じゃない!?」


「ボディーラインかぁ。」

私は自分の体を見た。若干たるみかかっている…

美里を見てみると、シュッとした足と、ハキリとした括れのラインが美しい女性を演出していた。


「私も行こうかな。」


すぐに変わりはしないだろうが、美里を見ているだけで良い刺激になる気がする。


「よし!楓脱オバサン計画盛り上がってきたぁ!!」


テンションまで美里は若いんだね…と思いながら綺麗になる覚悟を決めた。

そうすれば私を取り巻く環境もちょっとは変わるかもしれないし……。




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