恋するgirl☆☆~②~
~愛って…~
(*健side*)
正直、ほっとした。
やっぱ、身に覚えがないはずだ。
梓チャンは俺の子じゃなかった。
だけど、なんで梓チャンが俺の名前を知っていたのか。
その訳が今、あさみさんの話ですべて分かった。
「梓の父親は、猛、中山 猛(ナカヤマ タケル)って言うんです。…住所を調べたんですけど、あの辺りくらいしか分からなくて…(泣)、、梓を、、梓を置いてきてしまったんです。。」
あさみさんは泣き崩れてしまった。
そんなあさみさんに、ちなはハンカチを差し出し、
「泣かないでください。あさみさんも苦しかったんですよね。話して下さい。私達、聞きますから。1人で抱え込まないで。」
「正直、梓チャンを一時は自分の娘みたいに思いましたから。」
パパ、パパってくっついてくる梓チャンを、ホントに俺の子かもって、思い始めてたんだよな。実は・・・。。
「あ…ありがとう。。(泣)」
「ママ~?どしたの?どっか痛いの?」
涙を流す母親を心配する梓チャンが、すげえ健気で、俺まで泣きそうになった。