恋するgirl☆☆~②~
その時だ。
―――カラン。
「お~、凉。」
早番だったのか、仕事終わりの凉が店にきた。
「母親が見つかったんだってな。」
カウンターの席に座りながら、いつものように興味なさそうに言う。
結局、凉はなんも協力してくんなかったしな。
俺は必死だったってのに。
「梓の母親です…。。色々と、ご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。」
凉に深々と頭をさげるあさみさん。
「・・・・・。」
ってなんとか言えよ!
あさみさん!こんなヤツに謝んなくてもいいですって!
凉!お前はどんだけ冷たいヤツなんだ。
「チッ・・・ったく、世話がやけるな。」
はいぃ!!??
「凉、お前ってや・・・……」
俺が一言文句言ってやろうと思った時だった。
凉はため息をつくと、店を出て行った。
あれ?なんか中途半端なんだけど?