恋するgirl☆☆~②~



急に不安になった。



だけど、



「確かに、父親になるって不安だよな。
ちゃんと、奥さんとこの子を守って、愛していけるのかって。」



私の隣りに座ってるタケさんが。



「俺はもうすぐ三十で、いい加減家庭をもたないといけないって自覚があるから、覚悟は出来てるけど、時々不安で押しつぶされそうになる。」



そうなの?…タケさん。



「だけど、君は梓チャンが生まれてくるのを待ち望んでいた。そして、生まれた梓チャンを可愛がった。それって、俺からしたら、すっげぇ事だと思ったよ。」



タケさんのその言葉に、猛さんは声を押し殺して泣いた。


男泣きだ…。。



きっと、自分の気持ちを分かってくれた、すごいと言ってくれた人がいた事で猛さんは張っていた気が…緩んだんだろうね…。


女の私には、はっきりとは分かんないけどね。



肩を震わせて泣いている猛さんの肩を…優しく支える、朝美さんの姿があった。



離れてても、やっぱりお互いを心配し、想ってたんだね?



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