恋するgirl☆☆~②~
そして、元気な産声を耳にした時は、泣きながらお父さんと抱き合って喜んだ。
それを静かに笑顔でみるお母さんがいた。
病室にもどったちなは、すごいやり遂げたような達成感に満ちた顔をしてた。
「ちな、お疲れ様。ありがとう!」
「うん。タケさんも、ありがと。」
ただ祈ってた俺にちなは“ありがと”って言ってくれた。
ちな、ありがとう。俺達の愛の結晶を、この世に誕生させてくれて、ホントに、ありがとう。
そして、看護士さんが俺達の、生まれたての赤ちゃんを抱っこして連れてきてくれた。
初めての俺達の子供。
抱き上げたその小さな小さな天使は、ホントに可愛くて、壊れそうに弱々しくて、でも、元気に手足を動かしていた。
俺は、心の中で誓った。
“お前のことは、俺が命をはって守り続けてやるからな”
~*健sideおわり*~