恋するgirl☆☆~②~
「大丈夫だよ。今日は午前中としか予約入ってないから。それより、時間大丈夫か?」
「あぁー、ヤバい!じゃあ、真子連れてくるね!お兄ちゃんも仕事頑張って♪」
「おう♪いってら~♪」
私は慌てて玄関にむかった。
午前中しか予約入ってない、か…。
お兄ちゃんがそう言う日は大抵、夜に出かけていく。
悪い人を裏から表へと引っ張りだす、それがお兄ちゃんのもう一つの仕事。
危険なことなのは私でも分かる。
だけど、何故か私が口出しできるようなことじゃないって感じる。
だからいつも、見て見ぬフリをしてる。
私、心配なんだよ?お兄ちゃん。
私の家族は、お兄ちゃんしかいないんだから。。
私はそんなことを考えながら、家を出た。
「大好きだぞ~瞳ぃ~♪♪」
玄関のドアから乗り出して、嬉しそうに手をふるお兄ちゃん。。
そんなお兄ちゃんをみて、いつも心のなかでホッとしてるんだ私。