恋するgirl☆☆~②~
再び戻ってきた凉さんの部屋。
ソファーには、いつもと違う有り得ないくらいに酔った凉さんが、座ってた。
どうしてこんなになるまで……。。
「凉のやつ、部下の刑事と飲んでたらしいんだ。こんなに泥酔するまで。それで俺に連絡がきたから、迎えにいったんだ。」
孝幸さんがそう話してくれた。
「そうだったんですか...。」
私は、心配で眠ってる凉さんを見つめた。
すると、孝幸さんが
「真子チャン、照から聞いたんだよね?…
こいつ、昔から自分でそういうの溜め込むタイプだからさぁ。」
「私…凉さんにとって自分が何なのか分からなくなってたんです。辛いことがあったり悩んでたりしても、私には話してくれなくて。」
私が話している間、孝幸さんはじっと黙って聞いていてくれた。
「でも、瞳や孝幸さんを見てて分かったんです。」
「俺達を?」
「はい。…凉さんが辛い時、私に出来ることはーーーー・・・・」
――――・・・
その後、凉さんを寝室まで運んでから孝幸さんは帰っていった。
私は、時々つらそうな表情をして眠る凉さんのベット横にそっと座り、凉さんの大きい手を握った。