恋するgirl☆☆~②~



再び戻ってきた凉さんの部屋。


ソファーには、いつもと違う有り得ないくらいに酔った凉さんが、座ってた。


どうしてこんなになるまで……。。



「凉のやつ、部下の刑事と飲んでたらしいんだ。こんなに泥酔するまで。それで俺に連絡がきたから、迎えにいったんだ。」



孝幸さんがそう話してくれた。



「そうだったんですか...。」



私は、心配で眠ってる凉さんを見つめた。
すると、孝幸さんが



「真子チャン、照から聞いたんだよね?…
こいつ、昔から自分でそういうの溜め込むタイプだからさぁ。」


「私…凉さんにとって自分が何なのか分からなくなってたんです。辛いことがあったり悩んでたりしても、私には話してくれなくて。」



私が話している間、孝幸さんはじっと黙って聞いていてくれた。



「でも、瞳や孝幸さんを見てて分かったんです。」


「俺達を?」


「はい。…凉さんが辛い時、私に出来ることはーーーー・・・・」



――――・・・


その後、凉さんを寝室まで運んでから孝幸さんは帰っていった。


私は、時々つらそうな表情をして眠る凉さんのベット横にそっと座り、凉さんの大きい手を握った。



< 221 / 281 >

この作品をシェア

pagetop