恋するgirl☆☆~②~


あれ以来、真子とは会ってもいなければ、電話もメールもしていない。


ずっと続けていた“おやすみ”だけの電話も出来なくなっていた。



あれから一週間。



俺は自己嫌悪から抜け出せないまま、部下の宮川と、よく行く居酒屋で呑んでいた。



宮川は、全ての事情を知っていた。



「先輩、元気だして下さいよ~。あれは先輩のミスじゃないですから~。」



“ミス”



「山さんだって、もう年だし、体が良いように動かなかったんすよ。」



年配の刑事が犯人確保の際に膝をやられた。


あれは、俺のミスだ...。



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