恋するgirl☆☆~②~
「身体大丈夫ですか?昨日、だいぶ飲んでたみたいですけど…。」
「あ、あぁ、なんとか。」
何で…、この間あんなに冷たい態度をとってしまったのに。。
何でそんなに優しい表情を俺に…。。
でも、そんな真子の優しさが俺のなかのどこか冷たくなった部分を温かくしてくれたのが分かった…。
俺が寝室のドアの前で、突っ立ったままでいると真子はキッチンから出てきた。
そして、ソファーの前のガラステーブルの上に白く湯気の立つカップを置いた。
「凉さん、時間まだ大丈夫ですよね?コーヒー、どうぞ?」
そう言って、俺に微笑んだ。
俺はソファーに座り、そのコーヒーを一口飲んだ。
いつもより、苦味が強く感じた。
でも、その苦味のおかげで少し頭がスッキリした。
「フフッ、いつもより苦めに濃く、淹れちゃいました。」
そう言って小さく舌をだして笑った真子をみて、俺はすごく安心感を抱いた。