恋するgirl☆☆~②~
「私は、凉さんの恋人です。凉さんの強い部分も弱い部分も、全て受け止めたい。何も出来ないかもしれないけど、そばにいてあげたいんです。」
初めてかもしれない。
真子がこんなにも、俺に対して強い表情を見せたのは。
―――ッ・・・……
「凉さん。」
「クッ・・・…――真子。。」
気づいた時には、もう俺の頬には一筋の涙・・・。
自分でも驚くくらい、弱い自分がそこにいた。
今まで、仕事関係、人間関係、いろんな事で悩んだ時期があった。
だけど、そんな時こんな風に誰かに頼る事なんてなかった。
全て自分の事だ、自分で何とかする、そうやって全て自分1人で抱え込んでた。
だが、こうやって…
「凉さんには、私がいますから…。」
いつもは守っていかなければならないと思っている年下で、まだ学生の、真子に抱かれ、弱々しく涙を流している俺がいる。