恋するgirl☆☆~②~


「タロウさん…私をなぐさめて…」


「んふ。私でよかったら、いつでもいらっしゃい?」


「じゃあ、今夜…」


「言っとくけど、私は女は抱きません」


「うん…。。分かっててちょっと言ってみた。。」


「んも~、どうしたのよ。元気ない。」



そうなんです。私今すっごく元気ないんです。だから、こうやってタロウさんに構ってもらってる。


だって…だって…



「孝幸がぁ~………っっ」


「何~、珍しくケンカでもしたの?」


「違うのぉ~」



カウンターで突っ伏する私に、美味しいロイヤルミルクティーを入れてくれたタロウさん。。


優しいよ…。嬉しいよ…。泣きたくなるよぉ~~~。。


タロウさんはわかってる。
夏でも紅茶は、ホットで飲む私のポリシーを…。


するとそこへ、



「ヤッホー、タロウさん♪と…瞳?」



いつもテンション高い大チャン。

正直…今キツいよ。そのテンション。


私がジロッっと大チャンを見ると、



「ったく、可愛い顔が台無しだぞ~♪ってか、まだ落ち込んでんの?」


「うるさいなぁ…大チャンのばか。」



全く!この顔だけ無駄にイケメンが!

人の気も知らないで~~~!!



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