恋するgirl☆☆~②~



「ったくよ…俺、ずっと隠れて様子みてたのに、コイツらときたらお構いなしに濃厚kissシーン、公開しやがって。」



カウンターで大チャンがビールを飲みながらブスッとした顔で言った。


え…大チャン、見てたの…?



「大チャンの覗き魔。ヘンタイっ。。」



恥ずかしくなって、そう言いながら大チャンの背中を思いっきり叩いた。


もちろんその衝撃でビールを吹き出した大チャンは怒って・・・・



「おぃ!この愛のキューピットに向かって、そりゃねぇだろ!」


「まぁまぁ、大チャン落ち着いて。ねっ。」


「タロさん、俺めっちゃ重要人物だったよなぁ~?」


「ぅん②、あんたはよくやった。」


「ほれみろ、瞳。てか、お前だってあん時、“大チャン、大好き”とか言ったじゃねぇかよ。」



言いましたよ?言いましたとも。

あの時は、本当にそう思ったもん。




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