恋するgirl☆☆~②~


私はお店を出てすぐ、凉さんに電話をかけた。


だけど、やっぱり留守電…。


私は伝言を残して、電話をきった。


それから、スーパーへ行ってビーフシチューの材料を買って、私の家とは逆方向へと歩きだした。



目的地に着くと、白いファーのキーホルダーの付いた鍵でドアをあける。


中へ入ると、ソファーには脱ぎ捨てた何枚かのYシャツ…、ガラステーブルには、飲みかけのコーヒーカップや、散乱したファイルや書類…。



そう、私が来たのは、凉さんの部屋。



18歳の誕生日の日に、そう私達が初めて結ばれた日の夜、凉さんは合い鍵を私に渡してくれた。


いつでもおいで、って…。



でも、それこそ、凉さんのお仕事の事とかを気にしてなかなか、この合い鍵を使うことはなかったんだ。



だから今、躊躇わずこの合い鍵を使ってこの部屋にきた事が嬉しい。。



でも、部屋をみて改めて分かった。

いつも綺麗な家のなかが、これだけ散らかってるって事は、それだけお仕事が大変だってこと…。。



だから、会えないのは当たり前。


でも、寂しいのはもう、我慢しない。


私、思ったんだ・・・だったら、こうやって凉さんが大変な時は、私が部屋を掃除して、洗濯して、ご飯を作って、支えてあげる。



それだったら、凉さんにも会えるしね?



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