恋するgirl☆☆~②~
午後も3時を回った頃、お客さんの出入りも途切れて、コーヒーや紅茶の在庫整理をしながら瑠美さんと店長と、立ち話をしていた。
「本当にかっこよくて♪名前聞かなきゃなぁ。彼女いるのかな?会社はこの近くなんだって。」
「瑠美さん、完全に恋しちゃってますねぇ。なんか、可愛い♪」
「瑠美ちゃん~、俺も恋しちゃってるんだけどなぁ…。ずっと。」
店長が内緒で教えてくれたんだけど、店長はずっと瑠美さんに片思いらしい。
よく、アピールしてるけどね?
「私、応援しますよ♪瑠美さん綺麗だから、絶対イケますよ♪」
「もぅ、瞳ちゃんっ。」
そんな、乙女のようにはしゃいでる瑠美さんが、悪魔のような女の人だったなんて・・・
すると、お客さんが入ってきた。
「あ、あの人だよ。キャー、今日も素敵♪」
そう言ってそのお客さんを、そっと指差した。
え・・・・
待って・・・・
嘘でしょ?・・・・