恋するgirl☆☆~②~
ずるずると坂本さん達に囲まれたまま、エレベーターに乗り、8階まで連れてこられた。
マーケティング課と書いてある部屋へと進んだ。
そこには、たくさんの資料やパソコンが並んでいて、まだたくさんの人が仕事をしていた。
そして、私の前に壁になるように坂本さん達。
ん?何で?あの・・・前が全く見えないんですけど・・・。
すると前のほうで坂本さんが、
「よっ!お仕事お疲れさん!」
「はぁ?お前、誰のおかげでこんなかかってると思ってんだよ。」
あれ?この声、
「だから、お前に差し入れだぞ!」
坂本さん達は、そう言うと私を前に押し出した。
そして目の前の人はキョトン・・・
「さ、差し入れって瞳?」
差し出した私。つまり私が差し入れされたってことだよね。