恋するgirl☆☆~②~
「どういう事か、説明してもらおうか」
「ああ。とりあえず、謝らないといけないね、本当に、ごめん。君の大事な彼女を・・・利用するような真似して・・・」
男はそう言うと、深く頭を下げた。
――――・・・
話を聞くと、店長・・・と言っても俺とあまり年の変わらない、結城さんは岸本 瑠美に頼まれて、こんな事をした。
こんな事を頼まれても、好きな女に頼られると・・・それだけでも喜びを感じる。
惚れた女が笑顔でいるなら・・・
「分かんないなぁ…私。」
「男心は、複雑なんだよ。」
苦しい思いをするのに・・・そう言った瞳のように、女には分からない男の恋心がある。
結城さんのそんな恋心を、あの女は利用した。