恋するgirl☆☆~②~
「こっちも使えなかったかぁ…」
瑠美さんの、店長に対する一言に、私はすごく許せない気持ちになって・・・
「瑠美さんひどい。店長は・・・」
“店長は瑠美さんの事本当に好きなんですよ!”
そう言ってしまうところだった・・・
でも、静まり返った部屋に響いたのは、乾いた・・・頬をうつ、悲しい音だった。
店長が瑠美さんの事を・・・
瑠美さん本人も、思いもよらない相手からのまさかの愛のムチ。
ううん、きっと瑠美さんは分かってない。それが、店長が瑠美さんに対する愛のムチだって。
だって、いつも自分の事を好いている人が…その気持ちを利用しようとした人から・・・
謝った店長の表情は、とてもつらそうだった。
だって、自分の恋をした人に手を上げてしまったんだから・・・
「最低ね。女に手あげるなんて。」
謝った店長にまたも、冷たい言葉。。