俺様執事の御用達!?
あたしは抵抗する。

何でもかんでも、執事って・・・
何も出来ないみたいで、ヤだ・・・

そう思っていると。

――スッ――

「大丈夫。俺がするから・・・
お嬢様?」

――ドキン・・・――

お・・・嬢様?

「・・・っあー・・・」

君の表情は。

やっぱり、勝ち気に笑ってて。

やっぱり、君は君だって

思い知らされたの

でもね・・・

そんな君の表情も、

勝ち気さも、

何か、いいなって思えたのー・・・

「・・・・名前」

「は?」

「名前。聞いてあげる」

「・・・・・ぷっ」

「・・っ何で笑うの!?!?」

せっかく、素直になったのにー・・・

「・・・霧谷 朔」
< 12 / 26 >

この作品をシェア

pagetop