俺様執事の御用達!?

「はぁ・・・・」

「あんた・・・バカじゃないの?
何やってんのよ・・・?」

授業が終わると、親友の華歩が話しかけてくる。

「ち・・・違うんだよ!色々・・・
あったんだよ・・・・」

あたしは、今日の朝あった事を華歩に話した。
すると。

「・・・・ふーん。
いいじゃん。執事くるんでしょ?」

・・・・という感じで。

「・・・・・・何なの?!
ちょっとはびっくりしてよ!!!」

華歩は、全く動じてなくて。
あたし一人、バカみたい・・・・

「だって・・・いきなり行くなんて、きっと何かあったんでしょう?
おばあさんに・・・。それに、執事だよ?
想像してみなさいよ!イケメン執事との2人っきりの生活を」

え・・・・・・・・

『お嬢様、お目覚め下さい』

『お嬢様、夕食が出来上がりましたよ』

『お嬢様・・・・・』


「はうー・・・」

「ほーら。よかったでしょ?」

「うん!!!!!」

ヤバい。

すっごい妄想が膨らんでくるよ・・・っ

背が高くって・・・年上で・・・
(できれば20代がいい感じ!!)
すらっとしてて・・・華奢な感じで・・・
メガネとかだったら死ぬかもー!!
あと・・・あと・・・・

「わかったから・・・今からはちゃんと授業受けなさいよ?
じゃないと、2人っきりの生活、邪魔しに行くからね」

なぬっ?!

「ふ・・・2人の間には、何人たりとも
入らせませんーっ」

「じゃぁ、がんばりなさい」

「へーい」
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