俺様執事の御用達!?

――きぃっ――

「たっだいま~」

つい、癖で言ってしまう。
ママはもう、いないのに・・・
そう思うと、悲しくなってきた。

「マ・・・マっ」

そう、呟いた瞬間。

「おっかえりー。てか、ママ、ママウザい」

・・・・・・は?

おか・・えり?

誰・・・・・・?

あたしは急いでリビングへ行く。

すると。

「おかえり」

――にこっ――

そう言って、勝ち気に笑う男の子がいた。

「は・・・・・?」

あたしはただ立ちすくんでいた。

「あ、勝手にお茶、もらったから。
って言うか・・・あんたさ・・・
片付けくらい、してったら?」

ちょ、ちょ、ちょ・・・っ??

「ストップ!!待って!!誰??何であたしの家に?
てか・・・不法侵入だから!!」

あたしは男の子に向って言う。

「・・・不法侵入?」
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