milk tea〜甘い温もり〜【Love☆ドロップス企画参加作品】
あれから数日
山下君と放課後一緒に帰ったりするのが増えてきた。
「美由、来週、バレンタインだし山下君にあげたら?」
「えっ……」
「ほら、本命に限らず友チョコでもいいんだし……」
ほのかが笑顔で言ってくる。
山下君の存在が大きくなっているのは、事実。
けど、直人の事が吹っ切れてないのも事実なんだ。
そんな状態で新しい恋なんて出来ない。
しちゃ……ダメだよね。