milk tea〜甘い温もり〜【Love☆ドロップス企画参加作品】
山下君が好きだから……とかじゃなくて色々お世話になってるからあげたいなって思った。

いや…本当は気になっているけど、あたしの中でちゃんとはっきりするまでは、この気持ちは言えない。


「じゃぁ、あたし修君と帰るね」
未だに頬を赤くしたまま、ほのかが教室を出る。

「うん。
頑張ってね」

「ありがとう。
美由もちゃんと渡すんだよ。義理でも嬉しいはずだから」

ほのかの言葉に笑みがこぼれる。
「わかった」

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