弁護士シリーズ作品短編集『格好いい奴等』
「別に驚く事なんか無いだろう?もしもの話なんだから…」
俺は笑いながら言うと…
『昴が弁護士だったら琉偉の代わりに俺は昴とペアを組んでたと思うよ。お互いがお互いの事を解り合えてる奴とペアを組むと思うよ!』
晧覬は俺にそう言うと…
『白鷺法律事務所が大変な事に成るじゃないか?俺といい琉偉といい隼人といい剛司といいイケメンの弁護士が揃ってる事務所に昴まで居たらきっとクライアントは女性ばっかりに成っちゃうよ!それにオーナーが頭をかかえてしまうと思うけどな?』
晧覬は笑って言った
「イケメン弁護士かよ?自分で普通そんな事を言うか?廻りで言うのは解るけど当事者のお前が普通言わない言葉だぞ?お前どれだけ自信家なんだよ?お前のその自信家にはいつも驚かされてばっかりだけどお前って言う奴は…」
笑いながら言うと…
『ようやくいつもの昴に戻ったみたいだな?』
晧覬は安心した様な顔をして言った。
「晧覬?お前…」
俺がそう言うと…
『昴はいつもの昴で居ないといけないんだよ!俺の【兄貴】でいつも居てくれないと俺が困るじゃ無いか?』
晧覬は俺に向かってそう言った。