アビリク
「すっげぇ美少女…。」

俺は少女の小さな背中を見つめ、小さく呟いた。

すると、

「おいおい、待てよ〜芽音(メノン)ちゃん!」

後ろから3人の男が走ってきた。

めのん?さっきの子か?

「オレ等と遊ぼ〜よ!」

男の1人が舌で下唇を舐め、目を細める。その目はしっかりと少女を捕らえていた。

コレってちょっと…やばくね?

少女は公園内にある公衆トイレの角を曲がった。

気付けば俺はそいつらのあとを追っていた。
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