アビリク
「アビリクは、能力者って意味。

生まれつきその能力を持っている者もいるけど、大抵は貴方たちみたいに急にその能力が覚醒することが多いわ。

能力は人それぞれ違うわ。

私の能力は“風”。
芽音は“癒し”。
火音は“剣”。
竜充は“炎”。
そして秋草くん、貴方は“稲妻”よ。」

先生は紅茶を淹れ、竜充がお茶菓子を出してきてくれた。

「はぁ…成る程。」

俺はひとまず相づちをうつ。
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