アビリク
「ふぅ。秋草海斗くん…だね?」

「…だとしたらどうする?」

「ははっ。今日はあいさつをね。
僕達革命派は人間を滅亡させ、僕等アビリクの新たな世界をつくる組織だよ。」

時の旅人がジリジリと近づきはじめ、俺と美紅は距離を保つために後ずさった。

「君には選択肢が2つある。

僕達の仲間になるか、ここで死ぬか…。」

さあ、どっち?と、紳士はネクタイを緩めた。

「どっちも断る。」

「ふぅ…仕方ないね。じゃ、戦うのかい?アビリクで。」

「おう。」

返事して俺はハッと口を接ぐんだ。

戦うって…俺、能力の使い方分かんねぇ!!
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