先生とあたしのヒミツ☆


「…やっぱり怒ってんの?ごめん、変わりにはなんないかもしんないけどさ、埋め合わせするよ。美緒ちゃんの好きなもん、何でも買ってあげるっ!あ、でもそんな高いのは無理だよ、教師の給料って結構安月給だし。」

アタシが急に黙っちゃったもんだから、健ちゃんが慌てて言った。

その慌てぶりがなんだか可愛くて、あたしは笑ってしまった。

「ぶはっ。別に怒ってないから。でも物は買ってもらう!男に二言はなしっ♪」

アタシの浮かれた声に健ちゃんも笑う。

「はは。わかった。」


< 172 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop