先生とあたしのヒミツ☆


「なんだぁ~、バレたかぁ。」

優がガッカリした声を出した。

アタシはホッとしたんだけど、なんだか少し残念のような気もした。

自分じゃ出ない勇気を、優達が変わりにやってくれた。

少し、健ちゃんがアタシを意識してくれること、心のどこかでは期待してたんだ…


「やっぱ美緒っぽくなかったかぁ。もうちょっと控えめにしとくべきだったかな?」

玲奈が言う。

「ってか、帰るとこをまさか健ちゃんに見られてたとはねぇ。」

美咲の言葉に、優が

「もしかしてっ!健ちゃん、美緒のこと見てたんじゃない!?だって普通気にもとめないでしょ、下校時の生徒なんていっぱいいるんだし。」

なんて言うから、アタシの顔がみるみるうちに赤くなった。

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