先生とあたしのヒミツ☆


「…っ」

涙がこぼれ落ちて、止まらないアタシ。

今回は、あの結婚式の時みたいに、慰めてはくれない…


「ごめん。でも美緒ちゃんとは、出来ればこれからも仲良くしていきたい。オレにとって大事な子に変わりはないから…。美緒ちゃんさえ良ければだけど。」


大事な子…


それはきっと、アタシがあっちゃんの幼なじみだから。



それでも、嬉しい…


「…ごめんね、健ちゃん彼女いるのに、困らせて。アタシは大丈夫だから。失恋も二回目となれば、少し慣れるっていうか。」


泣き笑いみたいな変な顔になる。

「彼女って…?」


健ちゃんが言いかけたセリフを、途中で遮るアタシ。


「あのね。最後にお願い聞いてくれる?」


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