先生とあたしのヒミツ☆
「んなわけないじゃん。ってか玲奈と美咲は一緒に見たじゃん、健ちゃんの彼女!彼女持ちだったんだから、ふられて当然だったの。妹みたいに見られてるのは分かってたし。」
アタシ一人否定する。
健ちゃんがアタシのことオンナとして見てたなんて、有り得ない!
「そうかなぁ。ってかあの人ってホントに健ちゃんの彼女だったのかな?」
玲奈が考えこみながら言う。
「は?何、今さら。ハッキリ彼女ですっつってたじゃん。」
「そうなんだけど。なんか健ちゃんの方は相手にしてなかったっていうか、あの人のコト好きって感じには見えなかった気がすんだよね。」
玲奈の言葉に、美咲も
「そう言われると…そうだったかも。」
なんて言い出すから。
「有り得ないって。だって、アタシあの後、あの女の人に会って、健ちゃんのこと諦めてくれって言われたし。」
アタシの言葉に、優が驚く。
「え!?何それ、初耳なんだけどっ!」