先生とあたしのヒミツ☆


「彼女は、元気?」

なんだか頭に何も浮かばなくて、気がついたらこんなことを口走ってた。

アタシの言葉に、健ちゃんが不思議そうな顔をする。

「ってか卒業式の日も思ったんだけど、彼女って誰を勘違いしてんの?オレ、彼女なんていないんだけど。」

健ちゃんの言葉に、今度はアタシがびっくりする。

「うそっ!だっていたじゃん!夏祭りんときに会った、美和子さんっ!」

アタシの言葉に、健ちゃんがなぜかふきだした。


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