先生とあたしのヒミツ☆


天使のように笑う彼女に、あたしは愛想笑いを浮かべるのが精一杯だった。

妹…


分かってたコトだけど、その言葉があたしの胸に突き刺さる。

夏美サンの口から聞いちゃうと、余計と痛い。

逃げ出してしまいたい気分だったけど、あたしは愛想笑いを浮かべたまま、二人に「おめでとう」って告げた。

「ありがとう。新居にも遊びに来てね♪」

そう笑う彼女ね笑顔に、悪意はないのは分かってる。

でもあたしはこれ以上耐えられなかった。

「あたし、ちょっとトイレ。」

そう言って、その場から去った。

後ろで、パパとママがまた最後に挨拶をして、去って行くのを感じた。


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