先生とあたしのヒミツ☆


「えっと。10時過ぎくらい?」

ベッドの横に置いてある目覚まし時計を見て答える。

「もうそんな時間かぁ。今日が夏休みでよかったよ。」

夏休みは補習か部活の顧問とかでない限り、先生もお休み。

「健ちゃん。あの…」

「何?」

いつもの優しい笑顔をくれる。

アタシは恥ずかしくて、声が小さくなる。

「布団…アタシ、シーツ汚しちゃったみたいで…ごめんなさい。」

そう、聞いてはいたけど、初めてしたアタシは、血の付いたシーツを見て、かなり恥ずかしかった。

「ホント可愛いなぁ、美緒ちゃんはっ!そんなコト気にしなくていいのっ☆」

そう言って、アタシを抱きしめる健ちゃん。

キャーっ///

嬉しいけどっ。

超照れるっ!!

初めてなんだもん、こんな甘い恋人同士みたいなことすんのっ!


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