先生とあたしのヒミツ☆
「健ちゃん大好き。」
「オレも、美緒ちゃんのことすっげえ好き。」
「アタシのこと、待っててくれる?」
「もちろんっ!オレのしつこさ知ってるでしょ?美緒ちゃんに例え結婚相手が出来たって、ずっと好きでい続けるから、覚悟しといて。」
「それならアタシだって。一途に思い続けてる長さなら負けないんだから。」
そう言った後で、また2人で笑えた。
思えばアタシ達、似たもの同士なのかもしれない。
お互い幼なじみに片思いしてて。
思いを伝えられないまま、失恋しちゃって。
お互いその恋を引きずったまま、あの結婚式で出会って、惹かれあった。
あの時、お互いに、相手の気持ちが痛いほど理解出来たから、アタシ達は惹かれあったんだと思う。
あっちゃんに恋をしたのは、きっと健ちゃんに出会う為…
ってちょっと恋愛映画の見過ぎ?
でも嫌いじゃない、こーゆー運命論。
例え偶然だったとしても、アタシは、運命だったって思いたい。
その方が、きっと人生楽しいもん。
アタシは、健ちゃんと結ばれる運命だったの…