先生とあたしのヒミツ☆
「美緒ちゃん?どうかした?」
「萩原サン!」
ポンっと後ろから肩を叩かれてあたしはビクッとする。
「びびったぁ。」
「っていうか学校じゃ先生って呼んでくれないとヤバいんですけど。」
イタズラっぽく笑う萩原センセ。
やっぱ覚えてたんだっ!
「萩原さ…じゃなくて先生だってさっき、あたしのこと"美緒ちゃん"って呼んだー!それのがヤバいんじゃない?」
あたしの言葉に、萩原センセはぺろっと舌を出してみせた。
「やべっ。無意識。気をつけなきゃな。」